寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)とは、寛骨臼の形成が不十分で、被覆が浅い(股関節の屋根が浅い)疾患です。アジア人、特に日本人に多く、成人男性0〜2%、女性2〜7%が寛骨臼形成不全と言われており、女性に多いことがこの疾患の特徴です。荷重部が狭く、部分的に負荷がかかり、その状態が続くとその部分の軟骨がすり減っていきます。臼蓋形成不全の方は、体重を支えるのに力学的に不利な状態にあるので、変形性股関節症に移行するリスクが高くなります。症状が軽い場合には鎮痛剤や杖、ダイエット、運動療法などを利用して保存的治療を行います。保存的治療を行ったあとも痛みが続く場合は年齢、変形の程度を考慮して人工股関節置換術(THA)や寛骨臼回転骨切り術(RAO)などの手術加療を行います。
<正常股関節>
<寛骨臼形成不全>
交通アクセス Access
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京王線 調布駅
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京王線 国領駅
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慈恵医大第三病院前下車
小田急線
狛江駅北口より約10分
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