大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭の血流が障害されて骨頭が壊死してしまう疾患です。一度壊死した骨頭は元には戻りません。壊死して力学的に弱くなった骨頭に体重がかかるため、治療を行わなければ、押しつぶされて骨頭陥没を生じ、次第に二次性変形性股関節症となっていきます。
骨頭が圧壊すると痛みが出現します。原因は、大腿骨頚部骨折、股関節脱臼などの外傷のほかに、アルコール多飲や、自己免疫疾患の治療によるステロイド投与などが危険因子となりますが、多くの場合は原因不明です。単純X線やMRIで診断をします。治療は、年齢、壊死部の位置と大きさなどを考慮して方針を決定しています。比較的若年の方では、なるべくご本人の大腿骨頭を残す、骨切り術という治療法を検討します。一方、比較的高齢の方、若年でも壊死範囲が非常に広範な場合などは、人工股関節による治療(大腿骨頭壊死に対する骨切り術、人工股関節置換術)を検討することになります。
<単純X線像>
<MRI T1強調像>
交通アクセス Access
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京王線 国領駅
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小田急線
狛江駅北口より約10分
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